Kanae's Book Journal Occasionally with Movies

読書感想文とときどき映画。

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

<The 33rd Book> 彼女の名前は

次年含め、今後も声をあげよう、このブログを続けていこう、と思わせてくれる、 今年最後に読了するにふさわしい作品でした。 「彼女の名前は」(筑摩書房)著:チョ・ナムジュ 訳:小山内 園子、すんみ https://www.chikumashobo.co.jp/product/97844808321…

<The 32nd Book> ガーデン

少年時代に過ごした、とある南国の自宅の庭にずっと恋焦がれる雑誌編集者が、 周囲の女性たちとの様々な関係から、自分を見つめなおしていく物語。 自我がない、自我をなくして、溺愛している植物のように生きようとしている主人公。 植物の描写も、人物描写…

<The 31st Book> PACHINKO (パチンコ)

オバマ元大統領も推薦しているという宣伝文句に手を取った本作。 在日コリアンの壮大な家族ドラマとなっています。 在米コリアンが英語で執筆した本作ですが、在日コリアンの小説です。 ぜひとも日本人の多くに読んでほしい。 知らないことも、考えたことも…