Kanae's Book Journal Occasionally with Movies

読書感想文とときどき映画。

2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

<The 58th Book> ひとまず上出来

立て続けですが、ジェーン・スーさんの短編エッセイ集。 「ていねいな自分観察オブセッション」なんじゃないかな。笑 「ひとまず上出来」(文藝春秋) 著:ジェーン・スー books.bunshun.jp CREAでの連載を主としたエッセイ集。 これまで読んできた作品の中…

<The 57th Book> 新しい出会いなんて期待できないんだから、誰かの恋観てリハビリするしかない 愛と教養のラブコメ映画講座

映画、ラブコメについての本、そしてジェーン・スーさんが著者。 こんなにも好きなものが揃っていいのだろうか、と思える夢の一作です。 (アラサーだし、正直まだちょっと出会いは期待したいけどね...笑) 「新しい出会いなんて期待できないんだから、誰か…

<The 56th Book> すべて真夜中の恋人たち

一応、恋愛小説だと思うけれど、一概にそれだけとも言い切れない。 まるで俳句のような、詩のような、それでもなんだかとても人間臭くて、 自分を自分に戻してくれるようなそんな作品です。 「すべて真夜中の恋人たち」(講談社文庫) 著:川上 未映子 bookc…

<The 55th Book> 夏物語

生まれてきたこと。生を授けるということ。性欲と生殖。 (女として)生を授けて生きていくこと、または授けずに生きていくこと。 生まれてきて、死んでいくこと。 「乳と卵」の続編ともいえる本作、life-changingな一作かもしれない。 必読です。 「夏物語…